象牙も磨くと見事な艶が出て、肌触りもずっと触っていたい滑らかさです。
銀の蝶の羽根には18金で模様を象嵌しました。
これは帯留になります。
充電
いよいよ工房からの風までおよそ1ヶ月。もうまとめていかなければならないのにまだまだやりたいことがいっぱいで寝不足の日々です。悔いのないよう時間は惜しいけれど、重要文化財でもある自由学園明日館の講堂で行われる工藤慎太郎さんのコンサートに行って来ました!
会場で会った友人に「えーここに来てて大丈夫なん?」と言われましたが…来て良かった!
本当に素晴らしい歌声と詞とメロディーを持つ方なので、久しぶりに空っぽになって、古く重厚な会場の分厚い木の椅子の上で感動だけでいっぱいになれました。
慎太郎さんの奥様と友人だったご縁で結婚指輪を作らせて頂いたり、アルバムのお手伝いをさせて頂いたりといった広がりの中で、ご夫婦ともにそのアツく、まっさらにまっ平らなお人柄もとても好きになりました。
山ほど良いところがあるのですが、工藤慎太郎の歌の根底にあるのは良いとか悪いとかきれいとか汚いとか関係ないでっかい人間愛なんだ!とわたしまで熱い気持ちになる夜でした。
新しいアルバムも出されました!ぜひ聞いてみてください。
足りない物が埋まります。
http://www.kudoshintaro.com/
THE RINGS
国立西洋美術館で開催されている指輪展に行って来ました。
ずっと前から行くと決めていたのになかなか行けず、御徒町で出したメッキを待っている間に駆け足です。
今までジュエリーのハイブランドの展覧会などは行われて来ましたが、これはまた違った観点から350点にものぼる指輪と関連した美術品の展覧会でとても見応えがありました。
そしてその場所に来てる方々-やはり女性がほとんどでなかでも年配の方が多かったのですが、混雑でぎっしり並んでいる間のその方達のご自身の宝石にまつわるおしゃべりや、されている指輪などが興味深かったのです。
指輪はやはり古代から今もそしてどの国でも変わらず、時に守護の意を持ち時に慰め、時に大きな約束や契約とそれぞれに特別な意味を持ち、長い時間を共に過ごしていく存在だったのだと展覧会の全てのカテゴリーから感じられました。
非常に贅沢な望みですがわたしが作り出すものもそうして長い時間を経て特別なものとなって欲しい。
彫金を始めた頃からの変わらぬ思いです。
かやぶきの郷
群馬県の山深く、江戸時代から続く源泉のお宿。
思わぬ古民具や古美術の展示を見る事が出来ました。
ヨーロッパのアンティークも素敵だけれど、やっぱり日本の古い物には素敵と思うだけじゃない気持ちが湧きます。
美しい物を作りたいな
工房からの風/ミーティング
工房からの風の第二回ミーティングが行われました。
初めてのミーティングの頃はこの第二回の時にはもう作品は全部出来ていると思っていました、、、
でも楽しかったです!
みんな同じ目標に向かってそれぞれの何かを懸命に作っていて、それはきっととても素敵な物でそんな方々と話せる時間はあっという間に過ぎていました。
あと一ヶ月。実りの十月には清々しく皆さんと肩を並べられるよう毎日の時間を使って行きたいです。
ブースが決まりました。織姫神社のお隣です。
参道の奥の方です、見つけてくださいね!
地の粉
断熱と固定の為に使う京都は山科産の地の粉。水で練って使います。べたべするくせに溶接部分にちょっとでも付くとロウが流れないし、完全に乾いていないと見事に爆発して厄介です。
彫金の道具も進化してもっと手軽で便利なものがたくさん出てることにはなんとなく気付いているのですが、なんでかこの昔昔のやり方でやってしまうのです。