THE RINGS

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国立西洋美術館で開催されている指輪展に行って来ました。
ずっと前から行くと決めていたのになかなか行けず、御徒町で出したメッキを待っている間に駆け足です。

今までジュエリーのハイブランドの展覧会などは行われて来ましたが、これはまた違った観点から350点にものぼる指輪と関連した美術品の展覧会でとても見応えがありました。
そしてその場所に来てる方々-やはり女性がほとんどでなかでも年配の方が多かったのですが、混雑でぎっしり並んでいる間のその方達のご自身の宝石にまつわるおしゃべりや、されている指輪などが興味深かったのです。

指輪はやはり古代から今もそしてどの国でも変わらず、時に守護の意を持ち時に慰め、時に大きな約束や契約とそれぞれに特別な意味を持ち、長い時間を共に過ごしていく存在だったのだと展覧会の全てのカテゴリーから感じられました。

非常に贅沢な望みですがわたしが作り出すものもそうして長い時間を経て特別なものとなって欲しい。
彫金を始めた頃からの変わらぬ思いです。