私の作品を扱って頂いているCHUM APARTMENTさんで長年お世話になっていたショップ担当のはるちゃんが退職されることに。
自身も絵描きさんで、まさに太陽のような人柄そのものの伸びやかな絵とはるちゃんの笑顔がCHUMさんに行くたび楽しみだったなあ。
寂しくなるけれど、またすぐ始まる新たなスタート心より応援しています。
五反田遊びに行くね!
言葉
続いている形に興味があります。
その最たるものは共通認識の広さから言って、国の違いはあれどやはり文字ではないでしょうか。
日本語はもちろんですがアルファベット、そうでないもの、上から読むもの、左から読むもの、右から読むもの、文字と見ると意味はわからずとも想像が膨らみます。
古代語にも興味があり、中でもラテン語は唯一公用語になっているバチカン市国を訪れた時も耳にすることはかないませんでしたが、勝手にロマンを感じています。
今あるアルファベットで綴られる多くの言語の元になっているのに実際口語としてはほとんど使用されず、しかし医学音楽生物学や元素、宗教などではラテン語で記す慣習が今なお残っていること。ローマ帝国の公用語で豊かな表現力を備えること。習得するのは極めて難しいこと。日本語に共通することもあること。
文字を題材に新作を作る中にラテン語のものも考えています。
デザイン画
閃いた!ものからうーんうーんと唸ったものまで。描き続けるうちにこれだな、これしかないなと思うものが出てくるのを待ちます。
絵を描くことと金属を組み立てていくことは少し似ていて、勢いで作りたくなることもあるけれど描いておいて悪いことはひとつもないので描きます。
でも出来たら、それより良いと思えるものが浮かんだりするのでまた描きます。作ります。繰り返しというよりは続きという感じなのです。
お修理
お母様から譲り受けられたという大事な指輪。お預かりした時にはダイヤがひとつ外れていました。
新しいダイヤを留め直し、サイズを少し調整して洗浄してお返ししました。
ダイヤなど、明かり取りの穴が後ろに空いている指輪は意外と皮脂などの汚れが溜まりがちです。少しお掃除するだけでキラキラとした輝きを取り戻しますので少し曇った?と思われたら一度洗浄してみてください。
この指輪もとても喜んでいただけました。
新しいジュエリーを作るのも楽しいですが、長い間大事にされて来た物のお直しもとても好きな作業です。
代わりがないのでとても緊張しますが、手から手へ受け継がれるもののお手伝いが出来ることとても幸せに思います。
工房からの風
工房からの風に出展が決まりました。
初めて訪れた時からいつか出たいと思っていた展示会です。
今年の秋、あの気持ちのいい風の吹き渡る空の下でそれぞれの工房からの50の風もまた吹き巻き、参加出来るのかと思うと今から楽しみでなりません。
ぜひご来場ください。
工房からの風 craft in action 2014
2014/10/18-19
ニッケ鎮守の森にて
虹の星
以前誕生日の贈り物としてオーダーいただいたネックレスのチャームとして新しく星のチャームを作りました。
銅と銀と真鍮を繋いで溶接して地金を作り、切り出しました。
酸化してくるともっとそれぞれの金属が自分の色を主張してくるので変化が楽しめる素材です。
•Silver950/brass/copper
重ねてひとつ
ミルグレインのシンプルな指輪をとオーダーいただいたご結婚指輪。
シンプルながらせっかくなので少しの特別を。
10点ほどのデザインをご提案させていただいた結果、一本の指輪としては定番の両端にミルグレイン、中央部分は溝になっているデザインをあえて二つに分割し、重ね合わせると一本の指輪となるようなアシメントリーなデザインに決まりました。
それぞれお一人の時も、ちょっと変わったデザインだねなんて言われてもう一対の指輪のことを思い出してもらえるようなことがあれば嬉しく思います。
•Pt900